電子工作パーツセット

50MHz QRPp AM送信機

変調トランスを使用していない、出力10mWのAM送信機。

パーツセットの基板は,「コンビネーション7」と言う、面実装の物を使用しています。
基板サイズは、52mm×32mmです。
特殊な部品は使用していませんので、お手元にある部品で製作に挑戦をして見てください。

変調には、LM386と言うAF用のICを使用して、トランスの代わりに、
FCZ方式と言われる、抵抗と電解コンデンサを使用しています。
これにより、ファイナルのトランジスへのコレクタ電圧が電源電圧の半分になり、
QRPpの出力となります。



ブロック図
 
回路図


完成写真。ケースに入れてください。
 (部品が異なる場合が有ります。)
仕様

水晶発振:50.62MHz(1波)
出力:10mW
変調方式:終段コレクタ変調
終段電圧:4.5V(9Vの電源時)

参考試作自のデータ
(性能を保証する物ではありません)
出力:14mW
スプリアス: 2次波 ー20db
       : 3次波 −26db


 新スプリアス基準に関する事
20mWの空中電力として考えると、
 新スプリアス基準の数値は、「帯域外領域におけるスプリアス発射の強度の許容値は、
100μW以下であり、かつ、基本周波数の平均電力より60dB低い値。
「プリアス領域における不要輻射の強度の許容値は、
「基本周波数の搬送波電力より50μW以下」です。

 空中線電力10mWの場合の、スプリアス領域の許容値50μW以下は、
基本波の搬送波電力より23dB低い値となります。
 空中線電力20mWの場合の、スプリアス領域の許容値50μW以下は、
基本波の搬送波電力より26dB低い値となります。
 出力が100mWとして考えた場合は、同じく基本波の搬送波電力より33dB低い値となります。
 この送信機パーツセットは、パーツセットという商品ですので、
スプリアス基準に関しての保証はありません。
使用者自身にて確認の上ご使用ください。
このパーツセットでの設計は、旧スプリアス基準です。


 新スプリアス基準に対応するには、
空中戦電力15mWの出力と仮定した場合、
基本周波数の搬送電力より、25db低い値にしなければなりません。
 本機とアンテナの間に、10db以上のLPFの挿入が必要です。
 申請をする場合、保証認定を受ける必要があります。
ブロック図に、使用されているLPFの記述をお願いします。



出力10mW QRPpAM送信機 パーツセット

価格 3.620円








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